「今、あなたは幸せですか?」
そう聞かれて、
「はい!幸せです!」
と、答えられるでしょうか。
おそらく、そう答えられない人が意外と多いと思います。
日本人の幸福度は世界でも決して高くありません。
それに関しては、日本の文化や、国民性、遺伝子など、色々要因はあるようです。
「じゃあ、仕方ないんじゃない?」
そう片付けてしまうのは簡単ですが、
それでいいですか?
嫌じゃないですか?
では、幸福度を高めるためにはどうすればいいのでしょうか。
私が思う、幸せを感じるための基本となる考え方を紹介したいと思います。
今、『あるものに』目を向ける。
人はどうしても『ないもの』に目をむけてしまうものです。
例えば、
- お金
- 才能
- 理想の容姿
- 優しい恋人
など、いくらでも出てきます。
誰にでも、足りないもの、手に入らないと思うことはあるものです。
他人と比べてしまうと、ないもの探しに終わりはありません。
それにばかり目を向けていれば、そりゃあ幸せなんて感じられませんよね。
では、『あるもの』は何ですか?
思い浮かばないですか?
それはあまりにも当たり前にあるものだからではないでしょうか.
例えば、
雨風がしのげる家があり、温かいお風呂に入れて、温かいご飯が食べられて、温かい布団で眠れること。
これ、とても感謝すべき『あるもの』ですよね。
あまりにも当たり前で思い浮かばなかったかもしれません。
それから、私の話で言うと、
- 毎月お給料を貰えること
- よく行くお店の店員さんの接客が
素晴らしくて気持ちいいこと - 健康で元気に動けること
- 好き嫌いがなく何でも美味しく食べられること
- 夫が食器を洗ってくれること
- ペットの文鳥がかわいいこと
まだまだたくさんあります。
ずっと、『ないもの』探しをしているとそれが習慣になってしまい、『あるもの』に気付けなくなります。
一度、今『あるもの』を
思い浮かぶだけ、ノートに書き出してみましょう。
その時思い浮かばなくても日常生活で少し意識すれば気が付くようになっていきます。
気が付いたら、ノートに書き足してくださいね。
ノートを『あるもの』でいっぱいにできたら
もうそこに幸せがありますよ。
「自分は幸せだ」と言い切ってみる。
今、自分が幸せではない理由は何ですか?
会社員であれば、
「残業が多い」
「苦手な上司がいる」
「お給料が安い」
など、仕事の悩みだけでも理由はたくさんあるように思えます。
もし、幸せではない理由ばかり浮かんでくるなら
それは、「私は幸せではない」という前提で生きているということです。
要するに、
「私は幸せではない」と言い切っている
ということになります。
こうなると、自動的に発動するのが、”理由探し”です。
人は、自分の決めていること、信じていることが、その通りである理由を探してしまいます。
これは無意識でしてしまっていることです。
例えば、
駅に着いた途端、電車が出てしまったら
「ほらね、やっぱり私は運が悪い」
「やっぱり嫌のことばかり起こるよね」
と思うでしょう。
前提が、「私は幸せではない」ですから、その前提が正しい理由を、全力で、しかも無意識に探してしまいます。
では、前提を「私は幸せだ」に変えてみたどうなるでしょうか。
そうです!
「私は幸せだ」の理由探しをするようになります。
先程の電車の例で言うと、
「電車が出たおかげで、本を読む時間が増えてよかった!」
なんて思うかもしれません。
ちなみに、私はついこの間、お気に入りの日傘を無くすという失敗をやらかしました。
3年ほど愛用していたので、かなりショックでしたが、これはそろそろ買い替え時だよってことだなと
気持ちを切り替えたのです。
きっと、もっとお気に入りの傘に出会えるに違いない。
だって私は幸せなのだからと。
はい、案の定、めちゃくちゃ好みの日傘を見つけ、毎日ルンルンです!
「ほらね~」
「やっぱりいいことばっかり起こるなぁ」
って、そう思う出来事が必ずやってきます。
はじめは無理やりでもいいんです!
いいことがあったから幸せではなく、
幸せだと決めたから、幸せがやってくるんです。
さあ、声を出して言ってみましょう!
「私は幸せだ」と。
きっと、今まで見逃していた幸せに気付くはず!
幸福度は上げられる!
日本人の幸福度があまり高くないのは、
幸せに気付くのが苦手な傾向にあるのかもしれません。
誰でも、どんな境遇でも、幸福度は上げられます。
こうだから幸せという決まったものはないからです。
状況は変えられなくても、意識を変えることはできるのではないでしょうか。
意識が変われば、見える世界が変わります。
何気ない出来事の中に、あなたの幸せを見つけてみてください。